【第92回】~フランチャイズで働くメリット~


コンビニやマクドナルドでも有名な「フランチャイズ」(以下FC)事業。
ご存じの通り、日本国内のマクドナルドのお店の2/3はフランチャイジーが経営するお店であります。
注)加盟店を募集する本部のことをフランチャイザーといい、加盟店のことをフランチャイジーと言います。
学習塾業界でも、個別指導事業や衛星予備校などでは積極的にFC展開をしています。
集団クラス指導塾が新規事業で、東進衛星予備校や河合塾マナビス等、衛星授業のFCに加盟したり、教育とは全くの異業種がスクールIEやAxis(アクシス)などの個別指導塾のFCに加盟したりすることも多い。
 
今回は、異業種から教育のFCに加盟した企業へ転職する際のメリットを考えてみたい。
(例えば母体である本業が小売業で、新規事業として個別指導塾のFCに加盟した場合等)
大きくは3つ。
1つは、そもそも母体事業が異業種であるので、教育業界とは違う研修体系や社内ルール、社風であることがある。世間一般的に店長職であれば、「売上」「原価」「販売管理費」「粗利」などの財務会計用語を用いて、業績管理をする。学習塾の教室長ではあまり使われない用語だ。これらの教育・研修を受けることができる。他にも「管理職研修」や「リーダー研修」などの研修体制が整っている会社もある。
2つ目は、フランチャイジーにとって学習塾事業は一つの事業でしかないので、他事業への異動の可能性もある。仮に母体事業が小売業である場合、他の小売業への異動となり、キャリアチェンジが可能である。
3つ目は、実力主義であるケースが多い。
というのもフランチャイジーはそもそも販売会社であるので、より売上に対してシビア。業績によるインセンティブを含め、結果次第では昇給・昇進のスピードが速い。
1年で年収100万円UP等も可能である。
 
このように、フランチャイジーで働くメリットも多く存在する。
転職先の一つとして考えるのも良いかと思います。